商品やサービスの案内、プロモーションに、動画を利用する会社や団体が増えています。
全国、さらには全世界において動画視聴を楽しむ人が増えており、
また事実、それにより成果を挙げている前例も少なくないためです。
とはいえ、無料の動画をただ見てもらうだけでは、目標とする数字に繋げることはできません。
高いコンバージョンを実現し、はじめてその動画が意味を成す形となります。
そのためには、どのようなポイントを押さえて制作に臨めばよいのでしょうか。
重要な3点を、ピックアップしてみました。
ポイント1・最後まで見たくなるようなストーリー展開
まずポイントとなるのが、ストーリー展開!
プロダクトそのものの魅力をただ伝えるのではなく、関連あるような魅力的な物語で惹きつけておいて、
そして絶妙なタイミングで宣伝を盛り込む…といったニュアンスの方が、コンバージョン率は高まりやすいのです。
宣伝したいサービスとはまったく関係のない感動ストーリーを用意し、
最後のわずか数秒にだけサービス名を垣間見せる、といったものも人気を博しています。
ここまでくると、正直サービスの説明、紹介はまったくできていません。
にもかかわらず、高いコンバージョンを実現しているそうです。
“魅力的なストーリーの流れで表示される、まったく関連性のないサービス”
見る人にとってそれは、気になる存在となることでしょう。
その”気になる”により、サービス名の検索率がアップしたり、提供元サイトへのアクセスが増えたりするのです。
つまり、ハイクオリティなストーリーによって、まずはブランディングに焦点を当てるという訳です。
宣伝動画なのに、あえてほとんど宣伝しない。
斬新で、おもしろい手法ですよね。
ポイント2・冒頭5秒が勝負!伝えたい内容を盛り込もう
昨今、ネット上には無料で視聴できる動画が溢れています。
動画制作会社はもちろん、専用ソフトやアプリを利用し、個人でも簡単に作ることが可能であるため、数多く見られます。
そのため、本当に魅力的な動画でなくては、最後まで見てもらうことすらできません。
途中で見ることをやめられてしまうと、せっかくこだわって作った動画の魅力が伝わらないため、コンバージョン率も上がりません。
多くの人は、冒頭わずか5秒で見るべきかそうでないかを判断するそうです。
そこで、この5秒に伝えたいことをぎゅっと凝縮する!ということがポイントになります。
社名・ロゴ・サービス概要などを、テンポよくぱぱっと表示させる。
一瞬の表示でも構いません。
いやむしろその方が、印象に残りやすいことも。
とにかく、この冒頭でのインパクトこそ、ストーリーへの興味に繋がっていきます。
ちなみにこの手法は、ポイント1のブランディングより、売り上げ・資料請求などのKPIが明確な場合、より効果を発揮します。
宣伝したい存在に合わせて、選択してみてください。
ポイント3・人を引き付ける3大要素
流行・おもしろさ・プロダクトの魅力。
この3点を盛り込むことができれば、コンバージョン率アップにさらなる期待が持てます。
まずは流行。
起用するタレントや役者から、テーマ、見せ方、音楽のチョイスまで、トレンドに沿って決めてください。
流行がすべてではない…!と、こだわり派の人はちょっと否定的に感じるかもしれませんが、それではコンバージョン率アップに繋がりにくいです。
多くの視聴者を引き付けるのは、やはり話題性の高い、勢いあるコンテンツ。
個性を出したい場合でも、少しは意識するに越したことはありません。
次におもしろさ。
気分を落ち込ませるために動画視聴する人は、そうそういません。
ユーモアのある楽しい動画であるほうが、やはり人を引き付けやすいです。
最後に、プロダクトの魅力。
大前提ともいえる部分ですが、やはりこれは欠かせません。
伝えたい存在あってこその宣伝動画となるため、まずはここにこだわるべきです。
良い動画を使って最後まで視聴してもらえたとしても、この点が疎かであれば、コンバージョンは上がりにくいです。
世界で多くの人が楽しむネット動画は、今や高いコンバージョン率を誇る効果的な広告媒体。
ですが、商品やサービスに合わせて、しっかりポイントを押さえて作らなければ、結果には繋がりにくいです。
ポイントを要所に盛り込んだ、質の高い動画を制作して、ぜひ実用的な広告に仕上げてみてはいかがでしょうか。