映像ディレクターに聞く、収益アップを見込める映像作品の役割と可能性

Film Reel. Concept of Industry cinematographic.Youtubeの出現によって、「動画」や「映像」が日常に溢れるようになりましたね。

アマチュアの方でも、趣味で映像を編集して動画サイトへ投稿したり、制作した映像のクオリティをユーザーに評価してもらったり、最近ではごく自然になってきましたよね。

今回は、プロのお仕事として、映像作品が出来上がるまでの流れについて、クレフの映像担当、本松さんに様々インタビューしたいと思います!

【インタビューアー】

よろしくお願いいたします!

では、まずは映像編集で使用するソフトについてどのような種類があるのでしょうか?

【本松】

本松です。よろしくお願いします!

映像編集は、ノンリニア編集ですね。

ソフトは、「EDIUS」や「Premiere」「Final Cut」など。

メインソフトは「Final Cut」で制作して、「After effect」で編集を行ないます。

私は、主に営業は勿論、ディレクター業務や撮影に携わっています。

【インタビューアー】

ありがとうございます。今まで、どのような映像作品を制作されましたか?

【本松】

会社案内や製品紹介の映像ですね。企業が、展示会に出店する製品の紹介映像や、WEBで流すCM制作や、CGアニメーション、学校案内の映像、店舗のサービスを紹介する映像なども制作しました。

会社案内の映像は、採用説明会で使うタイプが多いですね。上場企業の家電量販店様や

輸入や貿易関連の企業様、また外資系の医療メーカーや半導体メーカー様、積水ハウス様、京セラドキュメントソリューションズ様と一緒にお仕事させて頂きました。

 

映像制作をする上で確認したいポイント

 

【インタビューアー】

企業からはどのような内容で依頼があるのでしょうか?

また、制作する上で重要なポイントを教えて下さい。

【本松】

会社紹介映像や、自社で開催する採用説明会用の映像、ホームページで流す製品紹介映像制作のご依頼が多いですね。

例えば、製品紹介の映像だと、その製品の「どこを伝えたいか」を考えながら制作します。

京セラドキュメントソリューションズ様とは、展示会で放映する映像としてご依頼があり、「複合機のプリントスピードの速さを伝えたい!」とのことでした。CGを使って制作した作品は、本来は展示会でしか流さない予定だったのですが、皆様から好評を頂き、最終的には、新人研修でも使って頂けるようになりました。嬉しいことに、クライアント様より「我が社の財産として残していきたい」とのお言葉を頂くことができ、制作過程はなかなか大変なものでしたが、お客様のご期待にも応えることができ、心から達成感を感じることができました。

【インタビューアー】

そこまでのクオリティにするまで、かなりの時間を費やされたと思いますが・・・。

【本松】

制作を進めていく上で、情報が足らない部分については、担当の方とじっくり向き合いながら細かく情報を得るようにしていきました。

2分間のCG映像作品を、モデリングから2週間のリミットで制作しました。

作品完成までのスケジュールとして、だいたい1ヶ月から1ヶ月半の期間を設けておりますが、このお仕事は、本当にタイトなスケジュールの中で進めていきましたね。

【インタビューアー】

他に制作された作品もあれば、ぜひ教えてください。

【本松】

光洋機械工業株式会社様(代理店:株式会社シンクロン様)とのお仕事で、採用説明会のために制作した映像があります。

「参加者のみなさんが緊張して、場の空気が重くならないように」とのことで

『ゆるキャラ』が工場見学を行なっていくという設定で、映像を制作しました。

意外にも、このキャラの人気が上がりまして(笑)。

会社の入り口にマスコットとして置いたり、携帯のストラップになったり

またポケットティッシュのデザインにこのキャラクターが採用されました。

【インタビューアー】

キャラクターの可能性が映像だけではなくて、様々な事業に繋がっていったのですね。

クレフでは、今もキャラクター制作の依頼がありますよね!

 

クライアントの想いを伝えるためにできること

 

【本松】

もちろんキャラクター制作の依頼は、沢山あります。

作品を手掛ける上で重要なことは、ただ単にデザインが優れていることではないと感じます。

クライアント様の伝えたいことを発信することが、まず重要です。

お客様の思っていることを形にして、味付けをしていく。

いわゆる「正しいデザイン」「正しい作品づくり」をしないといけない。

必要な部分を抽出してアクセントを加えて、本当に必要なを、魅力が伝わるのが大事だと思っています。

【インタビューアー】

ありがとうございます!

制作する映像のジャンルによって、ヒアリングするポイントを教えて下さい。

【本松】

そうですね。採用説明会の映像だと

「どんな人材を採用したいか」

「どのようにして会社のことを伝えたいか」

「採用説明会のどのタイミングで放映するか」

を聞くようにしています。

例えば、採用説明会で、事業内容や会社概要を伝えたあとに、その事を映像で流しても、内容が重複してもったいないです。

その会社の理念、ビジョン、ミッション。先輩がどの様にキャリアアップしていったのかを、就職活動されてる皆様が、そこで働くイメージと共感して頂ける事が大事です。

 

展示会用の映像では

「どこに、どのようなブースに設置するのか」

これは、いかに足をとめてもらうのかがポイントになります。

クライアント様に協力が得ることができれば、カウンターなどを使い、どのくらいの方が足を止められたのか人数を把握するのもいいですね。

 

展示会用に、「わんちゃんのおやつ」の映像を制作しました。

内容は、30秒のコミカルな作品で、バイヤーの方がDVDを作成して欲しいとの好評を頂くことができたのです。インパクトのある映像に仕上げるように意識して、テレビCMに近い作品に仕上げました。

他には、マンション設備の取扱説明書をDVDにするお仕事も頂いております。

マンションオーナーに映像を見て頂き、マンションの設備周りのお手入れなど、安心・安全・快適に暮らしてもらうために制作した作品です。

このDVDを制作してから、オーナーからの問い合わせ連絡が減ったようで、

お客様にも好評を頂いております。

最近では、スマートフォンの普及とともに、QRコードで確認できるように進化しています。

 

お客様に寄り添い、その想いを込めた映像制作のために

 

【インタビューアー】

ありがとうございます!

今後はどのような制作に携わっていきたいですか?

【本松】

今まで携わらせて頂いた映像制作の経験をフルに活かし、企業説明会や商品展示会などを始め、様々な場面で必要とされる作品を製作していきたいですね。弊社クレフの理念とともに、お客様が大切にされている、会社の「理念」や「ビジョン」がしっかりと伝わる作品を製作し続けていきたいと思っております。

そのために、お客様の伝えたいメッセージを正しく作品に落とし込み、その効果を最大限に引き出せる映像づくりを目指していきます。


 

【本松 謙治】(制作ディレクター)

15歳よりDJ活動を開始し、18歳から活動を本格化。同時に飲食店に勤め店長職を経験。
2006年11月クレフに入社。映像事業の立ち上げとして礎を築く。
現在、映像制作において、大手企業や大手求人企業より厚い信頼を得ている。映像案件を中心とするが、WEB制作、DTP制作のディレクションもこなす。現在でもDJ活動をしており、音楽と自然と人とお酒を愛するケンジです。

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