動画撮影や制作に興味がある方はおられませんか?
人目を集めるユニークな映像は、動画の撮影技法の工夫によっても作れます。
ただ普通に撮っただけの映像に飽きた方などにも、特殊な撮影技法による動画制作はオススメできますね。
中には、知っているだけで今日にもできる、とても簡単な撮影技法もありますよ。
今回は今話題の特殊な撮影技法を3つほどご紹介しましょう。
技法1、縦取り
これはとても手軽で、知っているだけでできる撮影技法です。
WEB上で見られる動画は、「横長」が当たり前になっていますよね。
スマホで撮影するときも、スマホを横にして撮るのが普通だったかと思います。
これを「縦」のまま撮るのが、この撮影技法。
撮れる動画も「縦長」になりますが、このような動画もこれから増えると予想されています。
といいますのも、WEBはもはやスマホ経由で閲覧する方が大半を占めており、動画もスマホでの視聴を前提としたものになりつつあるからです。
スマホを使ってWEBを見るなら、縦長の画面で見る方が自然ですよね。
だったら動画も縦長の方が自然だと思いませんか?
実際、縦の動画フォーマットへの対応も見られるようになっています。
このような状況だからこそ、縦長での撮影技法もマスターしておきたいですね。
技法2、コマ取り
コマ取りとは、静止画像を連続してとり、それを後でつなげて「パラパラ漫画」のような映像を作る撮影技法のこと。
CGが発達し、自由に映像を作成できる昨今ですが、このコマ取りによる映像も見直されています。
この撮影技法で作られた映像は、実写でありながら、CG映像のように現実ではあり得ないユニークな動きを見せてくれ、実写でもCGでもない独特の魅力を持っています。
また、動画編集ソフトが発達し、フリーソフトでも様々な編集作業ができるのも大きいですね。
撮影したたくさんの静止画は簡単に連結・編集ができますし、背景に好きなBGMを流すことも可能。
これにより、個人でも手軽にパラパラ漫画のようなコマ取り映像を作成できます。
ユニークな映像を作る撮影技法としてオススメできますので、チャンスがあればぜひチャレンジしてみてください。
技法3、バレットタイム
これは先のコマ取りを応用したような撮影技法ですが、これを用いた有名な映画があるため、これを使うだけで「おっ!」と人目を引けますよ。
まずバレットタイムとは、同じ被写体・特定の瞬間の静止画を異なる角度から撮り、それをつなげることで「静止画のまま動きをつける」といった撮影技法のこと。
被写体をぐるっとカメラで取り囲み、一斉に撮った静止画をつなげるのが基本ですね。
これは例を知った方が早いでしょう。
たとえば被写体の人物をカメラが取り囲み、その人物がジャンプした瞬間、一斉にシャッターを切ります。
この静止画を順々につないでいけば、「ジャンプした瞬間に時間が止まり、カメラだけその人物の周りをぐるっと回った」といった映像が作れます。
この撮影技法は、有名映画「マトリックス」でも使われたものですね。
激しいアクションシーンの一コマで時間が止まり、その瞬間にカメラのアングルだけが回るシーンを覚えている方も多いのではないでしょうか?
このように、静止画でありながら動きをつけられるという、独特の撮影技法になります。
ちなみに、シャッターを切る瞬間を各カメラで少しずつずらすと、特定の動きの瞬間にスローモーションとなり、カメラのアングル移動にあわせて被写体もゆっくりと動く…といった映像になります。
このようなアレンジも楽しい撮影技法ですね。
一般人には難しいと思える撮影技法かもしれませんが、実は数台のスマホだけでも実践できます。
要は被写体を囲み、特定のタイミングでシャッターを切るだけですからね。
コツをつかめば意外とできる撮影技法のわりに、完成した映像は人目を引きます。
こちらもスマホといった機器や動画編集ソフトが充実している今だからこそできる、オススメの撮影技法ですよ。
以上のように、ちょっとした撮影技法だけでも、普通とは一味違う動画を作れます。
人目を引く映像撮影に興味がある方は、ぜひこれらの撮影技法を使ってみてくださいね。