LP動画はどこに置くべき?離脱を防ぐ最適な配置と活用ポイント

なぜLPに動画を埋め込むのか?動画の持つ力

ランディングページ(LP)の目的はシンプル。訪問者に「行動」を起こしてもらうことです。しかし、テキストや画像だけでは、訪問者の興味を引き続けるのは難しいもの。そこで注目されているのが「動画」の活用です。

動画は、短時間で多くの情報を伝えることが可能です。また、感情を動かしやすく、信頼感を高める効果もあります。

しかし、動画をただ埋め込めば良いわけではありません。「どこに置くか」が、CV率を大きく左右します。

コンバージョン率を上げる動画配置

① ファーストビューに動画を置くべき?

「ファーストビュー」は、訪問者がLPにアクセスした瞬間に最初に目にする領域です。この場所に動画を置くと、訪問者に強いインパクトを与えられます。特に、以下のケースではファーストビューへの配置が効果的です。

  • 気持ちを揺さぶる商品やサービス(例:チャリティー、ブライダル)
  • ビジュアルの力が強い商品(例:アパレル、美容関連)

ただし、動画の再生に時間がかかると離脱の原因になることも。「無音の自動再生+字幕」を活用するのが鉄則です。

② ファーストビュー下に動画を置く理由

訪問者の中には、まずLPをざっとスクロールして全体像を把握する人もいます。そうした「比較検討派」のために、ファーストビュー下に動画を配置するのも有効です。

特に効果的な場面は、

  • 複雑なサービスの説明(例:SaaS、金融商品)
  • 実際の利用シーンを見せたい場合(例:ソフトウェアのデモ、製品レビュー)

この位置なら、訪問者がある程度興味を持った後で動画を視聴するため、視聴完了率も高くなりやすいです。

効果的な動画配置の3つのパターン

パターン①:ファーストビュー内で「惹きつける」

  • 目的:訪問者の関心を一瞬で掴む
  • 最適な動画タイプ:短いティザー動画(15〜30秒)
  • ポイント
    • 音声なしでも内容が伝わる構成
    • キャッチコピーやCTAとセットで配置
    • 自動再生+ループ再生で視覚的にアピール

パターン②:商品・サービス説明のすぐ下に配置

  • 目的:詳細説明を補完して理解を促進
  • 最適な動画タイプ:サービス紹介やデモ動画(1〜2分)
  • ポイント
    • ユーザーが「もっと知りたい」と思ったタイミングで動画を提示
    • 再生ボタンを大きく表示し、目立たせる
    • CTAボタンと近い位置に配置して「行動」を誘導

パターン③:口コミや実績の近くに置く

  • 目的:信頼感を強化し、購買意欲を後押し
  • 最適な動画タイプ:ユーザーボイスや導入事例動画(1〜3分)
  • ポイント
    • 顧客のリアルな声や成功事例を映像で伝える
    • 顔出しインタビューや実際の利用シーンが効果的
    • テキストの口コミとセットで掲載すると説得力UP

配置だけじゃない!CV率を上げる動画の工夫

動画の配置にこだわるだけでは、効果は得られません。「動画自体の質」もCV率を大きく左右します。

① サムネイルでクリック率を高める

人は静止画のサムネイルで動画を見るかどうかを判断します。クリック率を上げるためには

  • 感情豊かな表情(笑顔や驚きの顔など)
  • シンプルで強いメッセージ(「たった3分で分かる」「見逃せない情報!」など)
  • 色彩コントラストを強調(背景と文字色のバランス)

② 再生後の「導線」を考える

動画を見終わった後、訪問者にどんな行動をしてほしいのか?そのためには

  • 動画の最後にCTAを入れる(例:「今すぐ申し込む」「無料トライアルはこちら」)
  • 動画再生後に自動でスクロールさせる(CTAボタンの位置まで誘導)
  • 関連情報へのリンクを動画内に挿入

動画の配置でLPの成果は変わる

LPに動画を埋め込むだけでなく、「どこに置くか」がCV率のカギ
ファーストビュー、商品説明下、口コミ付近など、目的別の最適な配置を選ぶことが重要
サムネイルや再生後の導線にも工夫を加えると、さらに効果がアップ

動画はLPの「静的なページ」に命を吹き込む存在です。うまく活用できれば、コンバージョン率の改善につながる手段の一つです。次にLPを制作・改善する際には、ぜひ「動画の配置」に注目してみてください。最適な位置と魅力的なコンテンツが組み合わさったとき、その成果は想像以上のものになるはずです!

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