忙しい日も、のんびりした日も、1日のスタートに口にする“朝ごはん”には、その日のテンションや体調が色濃く表れます。動画で記録してみると、「月曜は軽めのバナナ」「水曜はコンビニおにぎり」「金曜は豪華なパンケーキ」など、1週間の流れがじんわりと映し出されます。これは、ライフログとしての“食の記録”が、無意識に心の状態や生活リズムを物語っている証拠です。
映すのは料理ではなく“雰囲気”
このタイプの動画では、料理自体を丁寧に撮ることも大切ですが、それ以上に「映っていない情報」が肝になります。たとえば、机の上に置かれたPC、光の入り方、無言で咀嚼する様子……。こうした“食べる前後”の雰囲気を含めて記録することで、視聴者はその人の1日を想像できます。
曜日ごとの朝食をつなぐだけで“7日間の物語”
たとえば、以下のような図の構成ができます。
月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | 土曜日 | 日曜日 |
軽食 | 軽食 | 手抜き | 定食 | 豪華 | ゆるめ | 野外 |
このように、曜日の並びに沿って編集するだけでも、視聴者には「この人、木曜はちょっと頑張ってるな」などの感情が浮かびます。朝食というミニマルな要素でも、繋げ方次第で1週間のドキュメンタリーになります。
言葉はいらない。音とリズムで魅せる
この手法で意識したいのは“音”。調理の音、コーヒーを注ぐ音、包丁のリズム。それらを活かすことで、無言でも動画にリズムが生まれ、見続けたくなる心地よさが生まれます。BGMをあえて使わず、生活音だけで構成するのも選択肢の一つです。
「朝ごはん動画」は、単なる食の記録ではありません
曜日・空気感・音のリズムを掛け合わせることで、“気分”と“生活”が自然ににじみ出る記録ツールになります。言葉ではなく、日常のテンポを伝えるからこそ、見る人の心にもスッと入ってくるのです。あなたの1週間を、まずは朝ごはんから撮ってみませんか?